石油元売り大手のコスモエネルギーホールディングスは、エネルギー大手の岩谷産業と資本業務提携契約を締結することを決定したと発表した。
コスモをめぐっては、株式を20%以上保有して筆頭株主となっていた旧・村上ファンド系の投資会社などと経営方針をめぐって対立していたが、ファンド側が株式を岩谷産業に売却したことで、コスモは岩谷産業のグループ会社となっていた。
その後、両社は資本業務提携について検討を進めていて、23日、「それぞれが有する経営資源やノウハウを結集しながら、より一層の連携を深めていくことが企業価値向上に資する」として資本業務提携について合意した。
この資本業務提携により、特に水素エネルギー分野について、コスモが保有するガソリンスタンドを活用した水素ステーションの事業拡大など、製造・供給・小売りまでの水素供給ネットワークを構築していくことを検討しているという。
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