(ブルームバーグ):18日朝の東京外国為替市場で円相場は1ドル=142円台前半と、前日夕から下落して推移。米小売売上高が予想外に増加し、ドルが反発した。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)の決定を前に、大幅な利下げ観測は維持されている。
17日の海外市場では、8月の米小売売上高が前月比0.1%増と予想外に増加したことを受けて、円は140円台後半から142円台前半まで下落。対ドルでの値下がり率は主要10通貨で最大となった。米10年国債利回りが上昇し、ブルームバーグ・ドル指数は5営業日ぶりに反発した。
野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは18日付のリポートで、「FOMC前に短期勢の円ロングポジションが巻き戻しを余儀なくされた」と分析している。
一方、米金利スワップ市場では、18日のFOMCで50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げが決定される確率が5割以上を維持した。次回以降の政策金利見通しを示す金利予測分布図(ドットプロット)やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見にも注目が集まっている。
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