東京・板橋区にある1937年創業の老舗和菓子店「和菓子商 三木家」。
名物は、焼き目を付けた串団子にしょうゆ味の甘辛なタレをたっぷり絡めた「たれ団子」です。
17日は1年間で月が最も映える「中秋の名月」。
そのお供え物として欠かせないのが月見団子です。
この和菓子店でも、月見団子を限定販売。
15個入りで600円から店頭に並べています。
和菓子商 三木家・鶴見松夫店主:
1年に1回しかないんで、売れる数も少なくなって、子どもも少ないんで、値段をちょっと頑張って上げないで続けています。
一方で、店の団子に押し寄せているのが値上げの波。
名物のたれ団子は、2023年3月に1本80円から90円に、さらに10月には100円にアップ、そして2024年6月には110円に。
和菓子商 三木家・鶴見松夫店主:
米粉の値段の上がり方が尋常じゃなかった。一気に(仕入れ値)ガンガンって上がってきちゃって。
材料となる上新粉の仕入れ値は、2023年まで20kg9800円でしたが、2024年は1万1000円に値上がり。
また、“令和の米騒動”の影響で、さらなる値上げの危機に直面しているため、悩みは尽きません。
和菓子商 三木家・鶴見松夫店主:
小学生ぐらいの町探検やってた子たちが買いに来てくれるんで、お小遣いでお団子1本しか買えないのはかわいそうだなと思うんだけど。本当は150円ぐらいで売れるとうれしい。そうするとちょっと高いし、子どももかわいそうなんでね。
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