猛暑や大雨の影響で、愛媛県でも一部の秋の食材が品薄状態になり値上がりし始めています。松山市内のスーパーでも17日、悩める主婦たちが財布と相談しながら献立を考えてる姿が見られました。
コープ余戸店・青木俊一店長:
「昨年でしたらこのスペースいっぱいで秋鮭をお安くご提供させて頂いてました。どうしても今は縮小して販売させて頂いている状況になります」
例年なら「秋の味覚」として、たくさん並んでいるはずなのが北海道産の秋鮭。しかし今年は異変が起きています。入荷の状況が前年の4割程度になり、1切れあたり、約50~60円値段が高くなっているといいます。入荷が落ち込んでいるのは海水温の上昇により漁獲量が少なくなっているため。価格は去年より3~4割ほど高くなっています。
また旬のサトイモも猛暑や大雨の影響で収穫量が減り、前日よりも1袋50円の値上げに。例年だと価格は安定しているため、日によって価格変動が起きることは極めて珍しいといいます。
不足している食材は米も。8月から続いているということです。
青木店長:
「きょう商品が入荷して(在庫が)最大でこの状態です。入荷が無いのが現状」
17日に入荷された米も売り場では、この日のうちにすでに空きの棚が目立ちます。
地震や台風に備えたまとめ買いが殺到したことで在庫が大幅に減り、新米が入荷されても週末には売り切れる状況が続いているといいます。
このスーパーは「米の在庫が安定するのは10月下旬」と予想しています。食材の品薄に価格高騰。こんな時をしのぐ「やりくりメニュー」は…
買い物客:
「お米も上がってきてるので、そんなに買えない。例えば雑穀米を入れて炊いたり、コンニャクをちょっと足すとか、いろいろ考えながらやってます」
買い物客:
「いもたきでもしようかなと思ったり。材料はこの冷凍のサトイモにしようかなと思ってね。(Q冷凍の方がちょっと安いか)生のよりかはね。生の方がおいしいんですけどね」
コープ余戸店によりますと旬の食材に価格高騰がみられる一方で、キノコ類は比較的価格が安定しているとうことです。お助け食材も利用して美味な食欲の秋を楽しんでみては。
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