土地取り引きの基準となる地価調査が公表され、県内の住宅地は5年ぶりに上昇しました。商業地は3年連続の上昇となっています。

県内421地点を対象に行われた今年7月1日時点の地価調査によりますと、県内の平均変動率は住宅地でプラス0・2%と2019年以来、5年ぶりに上昇しました。

これは、府中町や広島市の安佐南区、佐伯区といった都心から少し離れた値ごろ感のある住宅地の人気が高まり、こうしたエリアにも価格上昇の動きが広がっているためです。

一方、商業地はプラス1・5%と3年連続の上昇となりました。

県内の最高価格は住宅地では、広島市中区白島中町の50万5000円で17年連続、商業地では広島市中区本通が338万円と39年連続となっています。

また、商業地の価格上昇率が最も大きかったのは、広島市南区の京橋町で10・8%となりました。
これは、広島駅ビルや路面電車の駅前大橋線の開発整備が進んでいることが主な要因だということです。

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