(ブルームバーグ):アナリストのミンチー・クオ氏は新型スマートフォン「iPhone」について、最初の週末における予約注文の分析を基に「16 Pro」シリーズの需要が予想を下回っていると指摘した。16日寄り前の取引でアップル株が一時2.4%下落。
アップルiPhone16、生成AI搭載-主要機能は来年にかけ提供 (3)
- 「iPhone 16シリーズの最初の週末の予約販売台数は推定3700万台程度で、昨年のiPhone 15シリーズの最初の週末の販売台数と比べて約12.7%減と予想される」とクオ氏はリポートで記述。
- 「iPhone 16 Proシリーズの需要が予想を下回っている主な要因は、最大の売りである新たな人工知能(AI)プラットフォーム「Apple Intelligence」がiPhone 16の発売と同時に利用できないことだ」
- 「中国市場での競争激化も引き続きiPhone需要に影響を与えている」
- 一方、JPモルガンのアナリスト、サミク・チャタジー氏は、消費者は引き続きProモデルを選好しているが、これら旗艦モデルの注文状況は「昨年と比較して控えめなペースでのスタートとなった」と指摘
- 米国では「Proモデルの受け取りまでの待ち時間は長めだが、大半のモデル(Pro Maxを除く)は発売日に受け取ることができる」と述べた
- モフェットネイサンソンのアナリスト、クレイグ・モフェット氏は「米国の携帯通信業者が新型iPhoneの販売を押し上げてくれるとアップル投資家が期待しているとしたら、残念ながらその期待は裏切られるだろう」と指摘
- 今年のプロモーションは利益が大きいかもしれないが、「昨年の水準を上回ることはない」とモフェット氏はリポートに記述
原題:Apple Shares Fall as Ming-Chi Kuo Sees Weaker Pro Series Demand(抜粋)
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