(ブルームバーグ):12日の東京株式相場は日経平均株価が一時3.3%高など大きく反発。米国の消費者物価指数(CPI)を受けた大幅な利下げ観測の後退で為替の円高が一服し、自動車など輸出関連株に買いが入っている。米国市場でエヌビディアなど半導体関連株が高く、連動しやすい電機や機械も買われている。
市場関係者の見方
野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジスト
- 9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での50ベーシスポイント(bp)利下げ説が円高を加速させていたが、米CPIを受けて25bpの利下げ観測が強まり、円高の圧力がいったん取れた
- 足元で売られていた半導体関連や情報・通信、円高で下がっていた自動車が堅調になるだろう
- 米半導体関連株はCPIが穏当な金融政策になることを示唆したのに加え、エヌビディアの決算からの下落は行き過ぎという見方が広がったことで昨日は物色されやすかった
インサイト
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