JR貨物は9月11日、全ての貨物車両の運行を取りやめたと、発表しました。
JR貨物によりますと、車輪と車軸からなる「輪軸」の組み立て作業で、圧力が基準を超えていたにも関わらず、検査を終了したりデータを改ざんしていたということです。
不正があったのは室蘭市の輪西車両所など、3つの車両所で組み立てられた564の車両で、そのうち室蘭では半数以上の309両にのぼります。
11日午後1時頃には、国土交通省の職員らが、室蘭市の車両所に検査に入りました。
JR貨物は11日午後の会見で、保有する全ての貨物車両(約7000両)の運行を停止したと発表しました。
北海道内で出荷される玉ねぎなどの農作物は貨物列車で本州に輸送されていますが、今後の影響拡大が心配されます。
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