産学官が連携して、人工衛星を飛ばす技術の習得を目指して取り組む「FUSIONプロジェクト」。これまでにプロジェクトで習得した技術を学ぶセミナーが11日、あわら市で行われました。
このFUSIONプロジェクトは、セーレン、福井大学、福井工業大学、福井テレビなどにより進められていて、この夏にプロジェクト初の超小型人工衛星「FUSIONー1」が完成しています。人工衛星の製造から運用までを行う体制を整えて、福井県全体で宇宙ビジネスにつなげることを目的としています。
11日には、これまでの取り組みや成果を紹介するセミナーが行われました。
参加者は、人工衛星で得られたデータを受信するため福井工業大学あわらキャンパスに実際に設置されたパラボラアンテナを見学したり、担当者から運用システムについて詳しい説明を受けたりしていました。
セーレン人工衛星グループ・中村博一さんは「福井の各企業や機関だけで宇宙産業を作っていくのは難しい。学びを通じてみんなで共同し、色んな産業をつくっていきたい」と話しています。
このプロジェクトで製造された超小型人工衛星『FUSION-1』は、2024年の秋ごろに打ち上げられる見通しです。
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