和歌山県太地町で行われているクジラやイルカの「追い込み漁」で、ことし初めてクジラが水揚げされました。

太地町ではおよそ400年にわたり捕鯨が続けられていて、毎年9月1日に複数の船で入り江にクジラやイルカを追い込む「追い込み漁」が解禁されます。

今シーズンの漁の開始は、台風10号の影響で今月5日に延期され、クジラの姿は確認できたものの、潮の流れの影響もあり、追い込みできず水揚げはありませんでした。

8日はおよそ2時間かけて十数頭のクジラを追い込み、初水揚げとなりました。

【太地いさな組合 松本修一組合長】「安定して提供したいが、なかなか自然相手なので、今回うまいこといったからといって、次にうまくいくとは何とも言えない。頑張るしかないですね」

太地町の「追い込み漁」は、来年4月まで行われる予定です。

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