神奈川県川崎市のイオンスタイル新百合ヶ丘「@FROZEN」に密着取材。 この秋、誰が何の理由で買っていくのか徹底調査しました。

神奈川県川崎市の「イオンスタイル新百合ヶ丘」。通常の冷凍食品売り場に加え、2024年5月、新たに冷凍食品専門店「@FROZEN」をオープン。空前の冷凍食品ブームに伴い、1500種類以上の冷凍食品を販売しています。

20代
「今日はチーズタッカルビを買ったんですけど、これで十分1食になるなという量で」

2024年3月に発売された、いま女性に大人気の韓国グルメ「チーズタッカルビ丼(375円)」。ごはんとチーズタッカルビが一体化していて、レンジで5分温めるだけで完成。

程よい甘さのタレとジューシーな鶏肉の相性はまさに絶品。

20代
「味はすごい美味しくて、ちょうどいい甘いのもあるし辛さもあるって感じで食べやすい。よく買っています」

「手軽に節約できる」と、今や定番となったワンプレートの冷凍商品はこの秋、新商品も続々登場。

息子さんの習い事の付き添いで家を空けることが多いという40代女性。1人留守番するご主人のために買ったのは、「五目ご飯と鶏と野菜の黒酢あん(429円)」。

レンジで温めるだけでごはんとおかず1食が完成。鶏肉や野菜がたっぷりで栄養も満点です。一人でも問題なくバランスの良い食事ができたといいます。

40代の女性が向かったのは冷凍野菜コーナー。早速、カゴに入れたのは「玉ねぎのみじん切り 500g(429円)」。

40代
「仕事で遅くなった時にそのまま冷凍庫から出して、みじん切りとかもしないで使える」

これを活用したのが自家製の「ガパオライス」。鶏ひき肉と冷凍タマネギをそのまま豪快に入れ、味付けするだけで、調理時間10分以内、1人前コスト220円の特製ガパオライスが完成です。

フロリダから移住してきたという家族が便利だと買っているのが冷凍の「牛豚ミンチ 800g(1058円)」。

40代
「パラパラしているんです、お肉が。これだとちょっとだけでも出せるので。10分もかからない。前の日のご飯の残りでチャーハンをつくる」

4年前までフロリダにいたという一家。使い勝手の良さから冷凍ひき肉を常備。

余ったひき肉を自分で冷凍するとカッチカチに。解凍するのも面倒なんですが、この冷凍ひき肉は常にパラパラなので、使いたい量を自由に使うことができ、時短と節約に。

家族5人分のごはんを加え、チャーハンに。エスニック風味にするための隠し味「ポン酢」を加えて炒めると、ポン酢の柑橘系の香りが加わり、エスニック風オリジナルチャーハンの完成です。

この日の食費は一人あたり60円ほどで収まったといいます。

このほか、40代女性が購入した「ひとくちフカヒレ風餃子(775円)」は、約10分蒸すだけで海の味がたっぷり詰まった本格的なギョウザが楽しめます。

そして、中学3年生の女の子が手に入れたオムライス専門店「ポムの樹」のオムライス「ポムの樹オムライス ポムオム(375円)はお店の味が食べられると大評判なんです。

16歳(高校生)
「つくるのが面倒くさい」

こちらの高校生は家庭の“食事当番”。「自分で簡単に作れるものはないか」と選んだのは「浜松餃子」。

16歳(高校生)
「あまり見たことが無いので買ってみようかと」

キャベツの甘味が特徴。1966年創業の名店「マルマツ」がつくる「浜松餃子 30個(861円)」。本格餃子にもかかわらず、1個あたりのお値段は28円とお得感抜群。

高校生も自宅に戻って調理を開始。浜松餃子の特徴、キャベツの甘さを逃さぬよう手早くつくります。

見た目はなかなかの出来栄え。味にうるさい小学生の弟くんが食べてみると…

弟(小学生)
「結構柔らかい感じでごちそうさんでした」

徐々に涼しくなっていく、これからの季節。あると便利と注目されてきているのが、秋におススメの“水がいらない麺”のシリーズ。

60代
「つゆが下で固まっていて、上にお肉が入っていて、水もいらない。鍋に入れてガス任せ」

「お水がいらない鍋焼うどん(343円)」は麺と具材、スープが一体化していて、鍋に入れるだけであっという間に完成。

続いて、40代男性が購入したのは2食入りのきつねうどん「子きつね手延べうどん 520g×2(667円)」。スープとうどん、油揚げが一体化しているので、冷凍うどんを6分ほど温めるだけであっという間に夕食のきつねうどんが完成。

優しい出汁が効いていて、小学生の娘にも大好評。

驚きの商品はこのほかにも…

30代
「これが結構気に入っていて、よく買っています。本当の焼き芋みたいな感じでおいしくて、なんか手軽に食べられるので」

それがこちら、冷凍の焼き芋「カットやきいも 200g(365円)」。一口サイズになっていて火も通っていることから、3分ほど温めるだけであっという間に完成。

冷凍なのにホクホクで甘さが強く、柔らかいのが特徴。

実はこの「冷凍焼き芋」はこの秋のトレンド。サッと食べられるということで、女性や子どもに大人気なんです。

30代女性が手に取ったのは、茨城県産「紅天使焼きいも 500g(807円)」。こちらもレンジで3分ほど温めるだけで完成。

最高糖度は47度。濃厚な甘さとねっとりとした食感が楽しめます。

30代
「冷凍食品で3分でやったとは思えない。本格的な焼き芋の味。おいしいです」

秋に向け、需要高まる冷凍食品。

取材にご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。

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