大手住宅メーカーの「積水ハウス」は、今年2月から7月の決算について、営業利益が過去最高になったと発表しました。一方、富士山の眺望を遮るとして解体を進めている東京・国立市のマンションについて、およそ10億円の損失を計上したことを明らかにしました。

「積水ハウス」がきょう発表した今年2月から7月の決算によりますと、▼売上高が1兆8591億円、▼本業の儲けを示す営業利益が1571億円となり、いずれも第2四半期としては過去最高を更新しました。

国内の戸建てやマンションの販売が堅調だったのに加え、アメリカの子会社が手掛ける戸建て販売事業では、住宅ローン金利の先安観などを背景に需要が高まり、大きく業績を押し上げました。

積水ハウス 仲井嘉浩 社長
「富士山は日本人にとって特別な存在です。事業の中止は間違っていなかったと思います。決断が遅くなり、ご迷惑おかけしました」

一方、東京・国立市で富士山の眺望を遮るとして解体が進む10階建ての分譲マンションについては、契約者への補償などでおよそ10億円の損失を計上したとしています。

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