(ブルームバーグ):4日の欧州株は下落。米雇用統計の発表を週内に控え、世界経済への懸念がセンチメントを損ねた。前日の米エヌビディアの大幅下落に連れ、この日はテクノロジー株が特に売られた。
ストックス欧州600指数は1%下落。中国のサービス業活動を測る民間の指数が予想を下回ったほか、 米国の求人件数は7月に減少し、2021年1月以来の低水準となった。
欧州債市場ではドイツ債が上昇。短期金融市場では欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測が加速した。米求人統計を手掛かりに米経済成長に対する懸念が再燃した。
トレーダーはECBによる利下げを年末までに61ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と想定する。来年末までは166bpと、1カ月ぶりの高水準となった。
英国債も上昇。イングランド銀行(英中央銀行)の利下げ見通しは年末までに43bp。来年末までは136bpに引き上げられた。
9月4日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:Tech Leads Slide in European Stocks on Global Economy Jitters
Bunds Rally for Second Day on US JOLTS Miss: End-of-Day Curves
(抜粋)
--取材協力:Michael Msika.
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