コメ不足が続く中、早くも「来年の」新米を予約するサービスが発表されました。
きょう、茨城県のコメ農家を訪ねてみると…
大嶋農場 大嶋康司さん
「まだ早いもんですから、あと2週間程度で収穫したい」
今年は天候にも恵まれ、コメの栽培は順調。今、多くの人が欲しがる新米ですが、すでに全部予約済みです。
オイシックス・ラ・大地 冨士聡子 執行役員
「2024年度産米は、昨年比140%の注文をいただいている」
新米を予約・購入できるサービスがコメ不足で大人気に。さらには、来年の話も出ています。
オイシックス・ラ・大地 冨士聡子 執行役員
「2025年度産の新米予約を9月5日から開始します」
通常、お米の予約はその年の5月ごろから始まるといいますが、8か月も早く予約受付を始める事態となっています。
そんな状況に、農林水産省では…
コメの生産から消費に至るまでの事業者や団体が集まり、需給の状況などについての話し合いが行われました。
木徳神糧 米穀事業本部 今野稔 副本部長
「(昨年と比べて)大体倍ぐらいの価格になっていて、それは我々が望んでる価格でもないし、それがずっと独り歩きしてしまえば当然、消費者が買える価格ではなくなってしまう」
むらせ 米穀事業部 藤本佳 部長
「この状況については、異常な事態だと認識している。来年の同じ時期に同じ状況にならないように、私たち販売サイドも考えていかなければいけない」
では、その販売の現場を見てみると、こちらのスーパーでは午前中は比較的新米の入荷があることから、朝から多くのお客さんが。
「値段じゃないですよね、今は。いくらでも買っちゃう」
しかし、その一方で…
「これ高い。だから買わない」
コメ業界の関係者は「新米の供給量は今月中旬から増え始める」とみています。
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