神奈川・横浜市のスーパーでは、買い物客がコメの購入に頭を悩ませていました。
60代:
高いね。2割か3割ぐらい高くなってる。
30代:
やっぱり高くて手が出ない。
“令和の米騒動”とも称される米不足。
2023年の猛暑による不作の影響や訪日外国人の急増によって、米の需要が拡大したためとされています。
60代:
(米を買えないので)パンをよく食べます。食パンとあとは麺類。
知恵を絞って、何とか米不足に対応している買い物客。
一方のお店側も、米の仕入れに力を入れています。
食品バイヤー・久保田浩二さん:
3社と問屋さんと取引をしているので、定期的にお米の入荷がある状況。
しかし、このところの米価格高騰には、全国のスーパーが頭を悩ませています。
生鮮スーパーたかもり・伊木英人副社長:
去年のこの時期で店の売価として1.4倍、4割増しくらいになっている。
農水省は7月に米の民間在庫量が前年比で41万トン少ない156万トンと、統計開始から過去最少になったことを発表。
多くのスーパーで欠品が相次ぐ事態となっています。
そうした中、期待されているのが、この秋収穫される新米です。
これからが収穫の本番となるこの新米の流通が始まれば米不足は解消に向かうのでしょうか。
農家:
何とも言えませんが、それなりに手応え的なものは感じているので、特別不作になってしまうということはないのかな。
一方で心配されているのが、新米の店頭価格。
大阪府の吉村知事は2日、次のような見通しを示しました。
大阪府・吉村洋文知事:
新米の価格が高くなるだろうと想定したうえで、備蓄米の放出の要望は出しました。お米の価格はこれから急騰すると思います。
大幅な値上がりを予想する声もある新米。
3日、坂本農水相は今後について、「新米の価格については、この品薄状態でありますので、平年よりも多少の割高感はあるというふうに思っています。この米不足状態は解消するだろうというふうに思っています」と述べました。
令和の米騒動が収まるのはいつになるのでしょうか。
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