OHKのカメラが収めた岡山・香川の懐かしの映像で、ふるさとの歴史を振り返ります。今回は1973年(昭和48年)8月31日に岡山市で撮影された映像です。

山陽新幹線岡山開業の翌年、岡山駅前でホテルと貸店舗の複合ビル「岡山ターミナルビル」の建設工事が始まりました。

新しいビルは1974年11月の竣工を目指して工事が進められ、地上10階、地下2階、建物の面積は1万4500平方メートルでした。

ビルには約200室の岡山ターミナルホテルと住友信託銀行(現在の三井住友信託銀行)やデパート「そごう」の小型店舗など14テナントが入ったということです。

映像の終盤に出てくる駅前に掘られた大きな穴は、翌年8月に開業した地下街「岡山一番街」の工事現場です。この年の5月には岡山駅前の正面にデパートの岡山高島屋が開業したばかりで、県都・岡山市の”顔”づくりが本格化していました。

「岡山ターミナルビル」はその後取り壊され、跡地は現在、岡山駅前広場の一部となっています。ホテルはビルの南側に移転し、1995年3月に「ホテルグランヴィア岡山」が開業しました。

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