29日の日経平均株価は、朝から大きく下げて始まりました。理由は、直前に発表されたエヌビディアの決算です。
売上高・純利益ともに過去最高を更新しましたが、エヌビディア株は時間外取引で一時8%下げるなど、日本の半導体株にも影響を与えました。
マネックス証券 広木隆氏
「エヌビディアの決算が良いのは、投資家はみんな予想していた。それを確認して手仕舞(てじま)い(売り)する。これは典型的な株のパターン」
エヌビディアの決算は、これまで驚きの連続でした。
1年前、純利益9.4倍という結果をたたき出すと、その後も3カ月ごとに売上高、純利益ともに投資家の想像が追い付かない状況が続きます。
しかし、今回の決算では市場予想は上回ったものの、売上高で2.2倍、純利益も2.7倍でした。
広木氏
「フタを開けた数字が良かったけども、予想の範囲内だなと。これが3倍とか4倍とか、そんな数字だったら、反応は違ったと思う」
とはいえ、エヌビディアが好調なことに変わりはないため、日経平均株価も午後は値を戻し、終値は9円安の3万8362円で取引を終えました。
その後のアメリカ市場ではダウ平均株価が再び史上最高値を更新し、日経平均先物もプラスとなっています。
(「グッド!モーニング」2024年8月30日放送分より)
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