北海道伊達市の建築工事業者「コバケンホーム」が事業を停止し、事後処理を弁護士に一任していたことが分かりました。民間の信用調査会社、東京商工リサーチによりますと、負債総額は約1億4200万円です。

 コバケンホームは1976年1月創業の「小林建設」が前身。1994年9月から屋号を「コバケンホーム」とし、伊達市を中心に西胆振で戸建て住宅や共同住宅の新築、リフォーム工事を手掛けてきました。

 2000万円前後の手ごろな価格帯の戸建て住宅の新築を中心に、ピーク時の2019年9月期の売上高は2億5176万円を計上していました。

 しかし、新型コロナウイルスの影響で予定していた工事が延期や中止になり、2020年以降は5000万円前後の債務超過が続いていました。

 直近の2023年9月期の売上高は1憶5800万円にとどまり、900万円の赤字に。負債総額は約1億4200万円まで膨らみ、先行きの見通しが立たなくなったことから事業の継続を断念しました。

 2024年2月27日時点の従業員は正社員3人です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。