台風10号の接近に伴い、愛媛県松山市で人気の産直市「太陽市」は、出荷される野菜の落ち込みや利用客の安全を考え、台風が最も近づく見込みの30日に、開業以来初めて臨時休業します。このほか県内の多くの施設で30日の臨時休業を決めています。
いつもなら生産者が持ち込む新鮮な野菜が並ぶ「太陽市」の売り場。しかし29日は商品が少ない棚が目立ちます。
JAえひめ中央太陽市・平岡達也店長:
「ネギも少ないですね。普段からみると、半分位の方しか持ってきてないんじゃないかなと思います」
担当者によりますと台風10号の接近に伴う影響で、29日朝の出荷は普段の半分ほど。太陽市は、買い物客や農家らの安全を考え、急きょ30日に開業20年で初めての臨時休業を決めました。29日は食材の買い溜めに来る人の姿が多く見られました。
利用客の女性:
「きょう来て(臨時休業を)知りました。台風で食べるものがなくなったら困るので、多めに買って帰ろうかなと思ってます」
愛媛県内の産直市では、宇和島の「きさいや広場」と今治の「さいさいきて屋」も30日に臨時休業、西条の「周ちゃん広場」は30日と31日の臨時休業を決めています。
また県立とべ動物園やえひめこどもの城なども、30日に臨時休園するとしています。
【30日(金)に臨時休業する施設】
鉄道歴史パーク in SAIJO(西条市)、県総合科学博物館(新居浜市)、南レク公園(愛南町)
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