急成長する中国のウインタースポーツに、チャンスを見いだした日本企業の挑戦に迫りました。

日本と同じく、暑い日が続く中国・上海に現れた童話の中のような銀世界。

ここは、9月6日に営業を開始する世界最大の“屋内”スキー場です。

施設の中に一歩足を踏み入れると、東京ドーム2個分の広大な銀世界が広がっています。

ゲレンデに用意された4本のコースは、最長460メートル、最大斜度26度と本格的。

一方で、ウインタースポーツ以外のアトラクションも楽しめます。

中国では昨シーズン、ウインタースポーツを楽しんだ人は、実に4億人以上。

2022年の北京オリンピックをきっかけに空前のブームとなり、国内には建設中のものを含めると、屋内スキー場が58もあるといいます。

そんなゲレンデのような広大なマーケットに、滑り出そうとしている日本の企業があります。

バドミントンのイメージが強い「YONEX」は、4年前にスノーボード事業で中国に進出し、28日、屋内スキー場の一角にスノーボードショップをオープンさせました。

YONEX中国 スノーボード営業部・大塚幸博部長:
一年中滑れることもあり、市場自体が止まらない。物が動きますので、人が集まるところに店を置いてここで販売ができれば。

YONEXは、年間90回以上の試乗イベントを行い、PRに努めています。

JETRO上海 EC・市場開拓部の田中正義部長:
中国の中級者・上級者の方を対象に、日本のブランドが好まれている。日本のブランドの皆さんは今後、攻め入ることができるのでは。

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