東京海上日動火災保険は28日、保険代理店に出向していた社員らが、代理店で扱うほかの保険会社の顧客情報約6万1000件を東京海上日動に漏らしていたと発表した。
東京海上日動によると、顧客情報を漏らしていたのは、保険代理店「ライフプラザパートナーズ」に出向していた社員と代理店の元社員。
期間は2018年11月から2022年12月までの約4年間で、契約者の氏名や住所、電話番号などの情報が含まれていた。
競合他社のシェアの確認などに使っていたとしているが、外部への流出はないという。
東京海上日動は8月15日にも、別の保険代理店に出向していた社員が、他社の顧客情報約3万5000件を東京海上日動に漏らしていたと発表していた。
保険代理店での顧客情報の漏えいをめぐっては、金融庁が7月、損害保険大手4社に報告徴求命令を出していた。
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