地元の食材を使った本格イタリアンが味わえる岩手県八幡平市の「創作居酒屋8」を紹介します。

八幡平市大更にある「ビジネスホテル西根」の1階にある「創作居酒屋8」で、7月に本格イタリアンが楽しめるランチを始めました。

シェフ 遠藤悟さん
「今までは夜だけの営業でランチやりましょうよって自分から提案した。この辺そんなにイタリアンの店もないしナンバーワンじゃなくてオンリーワンでやれるかなと思った」

「8」で始めたランチメニューはパスタ。
地元の八幡平牛と杜仲茶ポークを使ったボロネーゼは肉が持つうまみを存分に引き出した人気メニュー。
そしてパスタに相性抜群なのが自家製のフォカッチャ。

シェフ 遠藤悟さん
「これはイタリアの”フォカッチャ”という家庭的なパン。毎朝発酵させて40分くらい焼いた手作り。ハーブ・ローズマリーや粗塩などのシンプルな味付け。どちらかというとソフトなパン。辛いオイルをかけたりソースを付けて召し上っていただいたり」

実はシェフの遠藤さんは18歳で上京しフランス料理店で総料理長を務めた経歴があります。
さらに20代でフランスやイタリアなど海外でも修業を積み2023年に地元の八幡平市にUターンしました。

遠藤さんが提供するパスタにはこんな意味があります。

シェフ 遠藤悟さん
「ボロネーゼが赤、カルボナーラが白、ジェノベーゼが緑のイメージでイタリアの国旗になるように3種やってます。カルボナーラに関しては杜仲茶ポークのバラで塩・こしょう・パプリカ。水分を取りながら味を入れて塩漬けバラを作って八幡平マッシュルームを入る。地元の食材を使おうとこだわってる」

イタリア国旗の白をイメージしたカルボナーラは、卵の濃厚なコクと八幡平マッシュルームや杜仲茶ポークなど地元食材のうまみを生かした遠藤さんの腕が光る逸品です。

シェフ 遠藤悟さん
「赤白緑、ジェノベーゼは緑にしようと思った。八幡平の温泉で作っているハウスのバジリコ(バジル)。新鮮さが違う。すごく香りもいいしシンプル。他のパスタは具材が入るがジェノベーゼはバジルペーストを作ってさっと和えるだけ。(味は)バジルが8割、チーズの香りが2割」

バジルのうまみがダイレクトに感じられるジェノベーゼは、シンプルではあるものの手作りのバジルペーストが奥深い風味を演出しています。

そんな遠藤さんの確かな腕は店長の砂子田さんにもいい刺激となっています。

店長 砂子田和伯さん
「本当に経験豊富で海外の経験もありますし。熱量がすごいので引っ張ってもらっている。コンテストの受賞歴のあるパティシエさんに今作ってるティラミスを教えてもらう機会ができたりとか、自分でもできる限り頑張っていきたい」

シェフ 遠藤悟さん
「味は当然おいしくなければいけない。店をわが家だと思ってる。そういう方向でお客さんが付いてきてくれて、お客さんとはコミュニケーションを取りたい」

職人が手掛ける本格イタリアンは、八幡平のうまみと共にシェフの愛情が込められています。

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