(ブルームバーグ):米バンク・オブ・アメリカ(BofA)の顧客は3週間ぶりに米国株を売り越し、過去最高値圏で推移していた米株エクスポージャーを減らした。

ジル・キャリー・ホール氏ら同行クオンツ担当ストラテジストが27日まとめた顧客向けリポートによると、企業を除く全ての主要顧客グループは先週、米国株を売り越し、その規模は46億ドル(約6600億円)に達した。先週末のS&P500種株価指数は5634.61で、史上最高値まであと0.9%だった。

米国株からの資金引き揚げは、S&P500種を今年18%押し上げたリスクオンの勢いがいつまで続くか不透明なことが背景にある。その前の2週間は顧客が買いに動いていた。S&P500種が今年最大の週間上昇率を記録した16日終了週は、27億ドルの買い越しだった。

BofA顧客、米国株に押し目買い-1カ月ぶりの買い越し

先週の売り越しは11業種のうち7業種で確認されたが、3週間ぶりに資金が引き揚げられたテクノロジーが最も顕著だった。エネルギーは5週連続の売り越しで、一般消費財は6週間ぶりの売り越し。通信サービスは21週連続の買い越しとなった。

原題:Bank of America Clients Ditch Stocks First Time in Three Weeks(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2024 Bloomberg L.P.

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。