秋田県内有数のナシの産地・男鹿市で26日、主力品種「幸水」の今シーズンの出荷が始まり、JAの関係者などが箱詰め作業に追われた。
ナシの一大産地である男鹿市では、26日から出荷作業が始まった。
出荷の開始式でJA秋田なまはげ果樹部会男鹿支部の伊藤東始嗣部会長は「農家が手塩にかけたナシを大事に取り扱ってもらいたい。そして暑さや健康に気を付けて楽しく働いてほしい」とあいさつし、シーズン中の作業の安全を願った。
男鹿市五里合地区にある選果場では、色や大きさで選別されたナシが次々と箱に詰められた。この日は約3.5トンが出荷され、県内の市場には27日から、県外の市場には29日以降に出回る。
2023年は霜の被害を受けたが、2024年は天候に恵まれ、甘さ、形ともに十分に仕上がった。
出荷のために選果場を訪れた農家は「久々に量も大きさも良いと思う。新鮮なナシはおいしいので食べてほしい」「ことしは春先から気候が良かったので、良い結果がでると思う」と期待を寄せていた。
男鹿市では10月いっぱい収穫が続き、JAは約450トンの出荷を目指している。
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