島根県出雲市にある出雲須佐温泉ゆかり館を経営していたスサノオドリームが、約1億5000万円の負債を抱え、8月14日に松江地裁出雲支部より破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。
帝国データバンクによると、スサノオドリームは、2017年5月に設立された温泉施設の経営業者で、2018年4月に出雲市の第3セクターだった「出雲須佐温泉ゆかり館」の不動産を購入し経営していたほか、この施設に隣接し資料館や軽食処などがある「すさのおの郷」の指定管理業務も出雲市から受託していました。
引き継いだ当初は、年間売上高が1億円以上あったものの、その後新型コロナウイルスの感染拡大により2021年3月期には売上高が約4000万円に落ち込み、コロナ禍が明けた2023年3月期も年売上高が約7200万円にとどまっていたということです。
2023年2月には臨時株主総会で経営陣が交代したものの、その後も厳しい資金繰りが続き、12月から休業していました。負債額は約1億5000万円に上っています。
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