「カップヌードル」などの販売価格の値上げを強要していた疑いがあるとして、公正取引委員会が日清食品に警告を行いました。

日清食品はカップ麺などの希望小売価格について、おととしと去年の2回にわたり5%~13%の値上げをしました。

公正取引委員会によりますと、おととし2月以降全国の小売店に対し「カップヌードル」や「どん兵衛きつねうどん」など5つの商品について、小売価格を引き上げて販売するよう強要していた疑いがあるということです。

他にも、要求に応じれば期間限定で小売店に安く卸す「特売」の際に価格交渉に応じるなどと伝えていたということです。

公正取引委員会はこうした方法が独占禁止法で禁じている「再販売価格の拘束」にあたると判断しました。


▼日清食品「重く受け止め改善に取り組む」

日清食品は公正取引員会からの警告を受け、「今回の警告を重く受け?め、法令遵守の体制をより強固なものにするべく改善に取り組んでまいります。お客さまやお取引先さまをはじめ関係者の皆さまに、ご迷惑、ご?配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます」などとコメントしています。

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