8月8日に日向灘で発生した地震の影響で、宮崎県内の宿泊施設では、約2万4000人が予約をキャンセルしていたことが分かりました。

県ホテル旅館生活衛生同業組合のまとめによりますと、8月8日の地震発生から16日までに県内の宿泊施設の予約キャンセルの数は約2万4000人で、16日の発表から5000人増えました。

お盆休みの書き入れ時でしたが、地震の発生後に南海トラフ地震臨時情報が発表され、1週間、巨大地震への注意が呼びかけられたことで観光や宿泊を避ける動きが広がりました。

(河野俊嗣知事)
「誘客対策ということも、改めてタイミングを見ながら積極的に展開する必要があるのではないかと考えています」

県では、宿泊客の回復状況を見極めながら今後の誘客対策を検討するとしています。

また、8月9日から18日の空の便の旅客数は、全日空で前年比121.1%、日本航空で前年比108.4%、ソラシドエアで前年比105.4%となっていて、お盆期間の帰省などへの影響は限定的だったと見られています。

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