ビールの原料となるホップの収穫が秋田県横手市で始まった。畑は7月の大雨で冠水する被害を受けたものの、農家が努力を重ねたことで生育は順調だという。

横手市大雄でホップの収穫が始まった。

この地域は7月、大雨に襲われて一部の畑が冠水する被害に遭った。水の高さが約1メートルに達した場所もあった。生産者は水が引いたあと、素早く消毒作業などにあたり、被害は最小限に抑えられた。

その後は順調に生育が進み、やや小ぶりなものの品質の良いホップに仕上がったという。

 大雄ホップ農業協同組合・土田章之組合長:
「春先の干ばつから始まり、大雨が続いたりしてホップがかなり傷んだが、農家の皆さんの努力で良いホップができたと思う」

収穫したホップは15時間ほど乾燥したあと、岩手にある大手ビールメーカー・キリンビールの工場に運ばれる。

土田組合長は「ほかの地域よりもホップの香りがすごく良いので、ぜひ大雄のホップを使ったビールを飲んでほしい」とアピールする。

ホップの収穫は9月上旬まで続く。

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