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 東京の中小企業がボタンを「押す」ことに特化した施設をオープンし、予約が取れないほどの人気となっています。

■エレベーター部品の会社 工場内に開設

子どもも大人も夢中 この記事の写真

 子どもが夢中になって押しているのは「ボタン」です。とりこになっているのは、むしろ大人の方かもしれません。

東京・八王子市にある施設「OSEBA」

 先月オープンしたばかりの施設「OSEBA」。エレベーターの部品をオーダーメイドで製造する東京・八王子市の中小企業「島田電機製作所」が、多くの人に会社のことを知ってもらおうと工場内に開設しました。

ボタンを「押す」だけの施設

 すると瞬く間に、連日予約がほとんど埋まってしまう盛況ぶり。ボタンを「押す」だけの施設の人気の秘密はどこにあるのでしょうか?

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■「あったらいいな!」ボタン募集には…

■「あったらいいな!」ボタン募集には…

目玉コーナー「1000のボタン」

 目玉は、様々な種類のボタンがずらりと並んだ「1000のボタン」というコーナーです。

押したい欲求くすぐる狙い 島田電機製作所 企画チーム
小倉心愛主任

「光ってない所があったら光らせたい。ボタンがあったら押したくなるというふうに。日常的な中でも、押すという行為はたくさんありふれているなかで、押したいという欲が少なからず人間にはあると。そういう欲望を発散させようという思いでつくった」 狙いは的中

 その狙いは、ズバリ的中しました。

来場者(子ども)
「(Q.どのボタンが楽しかった?)このボタン」 来場者(大人)
「いかにも押しちゃいけない感じで、うれしいですね」
「(Q.エレベーターのボタン全部押したいとか?)欲求はありますよね。(日頃は)我慢してます。満たされますね」 来場者(大人)
「エレベーターとか乗ると、(どちらが)ボタン押したがって、けんかになったりするので。いっぱい押せたらなと思います」 「あったらいいな!」ボタン募集コーナー 子どもたちの無邪気な願い

 来場者から「あったらいいな!」というボタンを募集するコーナーには、「夏休みのしゅくだいなくなる」「ともだちがふえるボタン」「学校休み」など、子どもたちの無邪気な願いが並びます。

 中には、こんな思いを託した小学生もいました。

「戦争を止めるボタンがあったらいいな」 来場者(小学生)
「戦争を止めるボタン。世界で戦争をしている国が多いから、止めるためには戦争を止めるボタンがあったらいいな」 「資産が増える」など大人は現実的?

 一方で、大人が書いたと思われるボタンは「資産が増える」「有給一日延長」「宿題やれ!!」など、なんとも現実的です。

直前に予約が取れることも

 もちろん、会社の歴史や製品の仕組みについても学べるこの施設。直前に予約が取れることも多いそうで、ボタンを押しまくりたいという人は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

(「グッド!モーニング」2024年8月19日放送分より)

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