今月5日からの日本株の歴史的な乱高下について、何が起きていたのかが分かってきました。
東証が発表した5日からの週の取引の詳細によると、注目は主に短期の取引を行う証券会社のディーラーの売買を反映した自己部門です。前の週の3倍以上となる1兆3000億円ほどを売り越していたことが明らかになりました。
また、外国人投資家も先物取引で1兆2700億円ほど売り越していて、大暴落の裏に短期筋の巨額の投げ売りがあったことが裏付けられました。
一方で、しっかり買っていたところもあります。長期の運用を見据えた人たちです。
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)に代表される年金基金などは、2171億円の買い越し。企業の自社株買いの数字が表れる事業法人部門は、5060億円を買い越していました。
新NISAなどで現物株を取引する個人投資家も、3028億円の買い越しです。
いずれも暴落後の割安な水準でしっかりと買い、株価の急回復に一役買ったようです。
(「グッド!モーニング」2024年8月19日放送分より)
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