(ブルームバーグ):19日朝の東京外国為替市場の円相場は1ドル=147円台後半と前週末夕から上昇して推移。米国で軟調な住宅統計を受けて円買い・ドル売りとなった。今週末のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演と、日本銀行の植田和男総裁の衆参両院の閉会中審査を控え、日米金融政策を巡る思惑により振れる展開となりそうだ。

米国では金利先物市場が織り込む9月の利下げ幅が16日時点で約33ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と前日からほぼ横ばい。米2年国債利回りは4bp低下し、円は対ドルで147円台後半と1%以上買われた。

米商品先物取引委員会(CFTC)が16日発表した13日終了週の建玉(未決済約定)報告によると、投機筋のポジションは円の売り越しから3年ぶりに買い越しに転換した。

23日に植田総裁が衆参両院の閉会中審査に出席し、パウエルFRB議長がカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム(ジャクソンホール会合)で講演する。植田総裁は内田真一副総裁の7日の講演と同様、追加利上げに慎重な見方を示すか、パウエル議長は9月の利下げを巡る示唆があるか注目される。

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