沖縄で稲作ができる。それも二期作ができることをご存じだろうか。八重山地方は郷土芸能も盛んな土地柄である。そんな風土が生まれたのは、山も川もあり、稲作ができる環境があったからではないかと思う。

 このような環境の中で昔から続く稲作を途絶えさせないため、離農により耕作放棄された田んぼを集約し、自社ブランド米を中心にお米の生産、精米、販売を行っているのが、石垣市登野城にあるみやぎ米屋だ。

 ドローンを使ったスマート農業の導入や、小学生に向けた稲作体験の実施、日本一早い新米として石垣島産の米をアピールするなど、さまざまな取り組みを実施している。

 常務取締役の宮城智一氏は、石垣島の米作りをけん引する若い経営者だ。米の6次産業化に取り組み、自身も「お米マイスター」の資格を取得したほか、精米工場でもHACCP認証を取得した。

 自社ブランド米である、星の美しゃ(ほしのかいしゃ)は、ひと粒が大きめで、さっぱりし、冷めても、もちもちして本土のお米にも引けを取らないおいしさ。石垣市の認定特産品にも選定され、自社ECサイトで購入が可能だ。少量の2合パックも、お土産品として石垣空港で購入ができる。(石垣市商工会・米盛友乃経営指導員)

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 みやぎ米屋 石垣市字登野城726、電話0980(82)3557。

(写図説明)みやぎ米屋のウェブサイトのQRコード

(写図説明)みやぎ米屋が生産した米を使った商品(提供)

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