民間の調査会社・帝国データバンク福井支店によりますと、福井市成和の織物卸売業者「マルトモ」が8月7日付で福井地裁へ自己破産を申請したことが分かりました。
 
同社は1990年に設立された織物卸売業者で、防除シートや産業資材織物を主力に、ユニホームやカーテン用生地などを県内の繊維メーカーなどに販売し、1997年3月期には年売上高は約11億6500万円を計上していました。
 
しかし、1998年に2億円を超える不良債権が発生。2022年には前代表が死去したことに加え、営業員の退職が相次いだことから営業力が低下し、2023年3月期の年売上高は2億500万円に減少しました。その後、債務超過に陥り、資金繰りも限界に達したことから事業継続を断念したということです。
  
負債は金融機関からの借り入れを中心に約1億9000万円が見込まれています。

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