(ブルームバーグ):ネットワーク機器メーカーの米シスコシステムズは、今年第2弾となる人員カットでさらに数千人を削減する計画だ。ロイター通信が報じた。同社はサイバーセキュリティーや人工知能(AI)といった急成長ビジネスに軸足を移している。

シスコは2月に約4000人を削減。企業のテクノロジー支出減速を受け、売り上げが減少に転じていた。2023会計年度(23年7月末終了)末時点の従業員数は約8万5000人だった。

テクノロジー企業の間では、不安定な需要に対応する中、雇用削減の動きが相次いでいる。AIへの投資は一部分野での成長促進につながっているが、伝統的な巨大IT(情報技術)企業はそれほど恩恵を受けていない。インテルは先週、1万5000人を超える人員削減を発表。デル・テクノロジーズもセールスチーム再編の一環として、人員削減を実施している。

シスコの広報担当者は人員削減計画についてコメントを控えた。

原題:Cisco Paring Thousands of Jobs in New Cutbacks, Reuters Says (1)(抜粋)

--取材協力:Brody Ford.

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