８月１０日解禁される今シーズンのサンマ漁に向けて、岩手・大船渡港から大型サンマ漁船が８日に出港しました。
出港したのは大船渡市の「鎌田水産」が所有する大型サンマ漁船６隻です。
魚市場の岸壁では８日に出船式が行われ、乗組員の家族など約３００人がしばしの別れを惜しみつつ航海の安全を祈っていました。
大型船によるサンマ漁の解禁日は例年８月２０日でしたが、２０２４年は試験的に１０日早めることになり、出船式も２０２３年より９日早く行われました。
国の水産研究・教育機構によりますと、今シーズン、漁場を回遊するサンマの量は昨シーズン並みの低い水準にとどまる見通しです。
昨シーズン、大船渡市での水揚げ量は３８７７トンと本州で１位となっていて、乗組員たちは昨シーズン以上の大漁を願っています。
第十八 三笠丸 高橋昇司漁労長
「今年も厳しいとは思うが、行ってみないと分からない。新鮮で大きいサンマをとってきて大船渡に届けたい」
８月８日出港した漁船は１０日から北海道の東の公海で漁を行い、８月下旬に水揚げを行う予定です。
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