7月の記録的な大雨で通行止めとなっていた道路の規制解除が進んでいる。きょう(9日)から国道47号と日本海東北自動車道の通行が可能になった。

国道47号は、戸沢村高屋で道路が最上川に向かって大きく崩壊し、7月25日以来、全面通行止めとなっていた。

応急復旧工事が行われ1車線の安全が確保できることになったとして、山形河川国道事務所は午後4時に付近の道路を片側交互通行に切り替えた。
これによって、国道47号を利用した最上地域と庄内地域の往来が約2週間ぶりにできるようになった。

(山形市から酒田市へ帰省)
「う回する道路もこの辺はないので、ここが通るのは便利がよくなる、助かる」

(栃木から遊佐町へ帰省)
「片側だけでも通ってくれたら助かる」

また、道路が陥没し全面通行止めが続いていた遊佐菅里IC~遊佐鳥海ICの区間も、きょう午後3時に同じく規制が解除され上下線で通行可能となった。

(酒田河川国道事務所・伊藤正樹建設専門官)
「今回は応急復旧。お盆の時期に利用される方も多いと思う。安全に通行していただけたらと思います」

そして、酒田市大沢地区に続く国道344号も、道路が流出した中台橋東側の応急復旧が完了した。
きょう午前10時に片側交互通行に移行したことで、土砂が大量に流れ込んだ上青沢の集落まで工事用の大型重機が入れるようになった。

一方、JR奥羽線の線路の崩落のため、大石田駅~新庄駅の間でバスによる代行輸送が続く山形新幹線は、あすの始発から一部区間で速度を落としながら運転を再開する見込み。

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