きのう8月5日、過去最大の暴落となった日経平均株価。きょう8月6日は一転して過去最大の上げ幅となり乱高下しています。新NISAで投資を始めた人などからは、戸惑う声が上がりますが、証券会社の担当者は「しばらくは不安定な相場が続きそうだが冷静に対応すべき」と話しています。

きのうの東京株式市場。日経平均株価は4451円下落し、世界的な株価暴落となった1987年の「ブラックマンデー」超えの過去最大の下げ幅となりました。

一方、きょうは買い注文が殺到して株価は反発。終値は3万4675円で、上げ幅は3217円と過去最大となりました。

乱高下する株価。

岸田首相:
「きょうも株価がまた動いています。こうした状況を冷静に判断していくことが重要であると考えます」

2024年に入って新NISAで投資を始めた人も多い中、県民はどう受け止めているのでしょうか?

街の人:
「(新NISA)気になりながらやっと始めた。そこにきのう、きょうのニュース。不安はあるけども、銀行を信じて」
「始めてみようかなと思っていたらこのニュース。この夏はやめて、しばらく様子を見ます」
「全然楽観、リーマンショックで下がっても、2、3年で回復している、そこで慌ててはだめ」
「もっていれば、これから回復してくるのかな。このまま動かさずに保有するつもり」

先行きを不安視する人、冷静な人、受け止めは様々でした。

証券会社では「企業の業績は好調で、目先の株価に動揺せず、長期保有することが重要」と話します。

八十二証券・東城幸彦 投資情報部長:
「長期的な上昇トレンドというのはまだ崩れたわけではない。長期分散という投資を続けている方は特に悲観することはないかと思う」

今後の株価の見通しは?

八十二証券・東城幸彦 投資情報部長:
「(11月にアメリカの)新しい大統領が決まって、その政策の方向性が見えるまで、ちょっとやっぱり不安定な状況が続くかな」

先行きに不透明感がある中、投資家には冷静な対応が求められそうです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。