7月24日に秋田県内に降り始めた大雨からまもなく2週間がたつ。横手市ではビールの原料となるホップの畑が冠水し、被害を受けた。しかし、農家が迅速に消毒作業に取りかかったことで被害は最小限に抑えられ、無事に収穫を迎えられそうだ。

国内有数のホップの産地・秋田県横手市にある大雄ホップ農業協同組合の畑。この時期は高さ5メートルほどまでつるが成長している。

大雨に見舞われた直後の7月25日、畑には用水路からあふれた水が流れ込み、深いところで約1メートルの高さまで水に漬かった。

約16ヘクタールでホップを栽培しているが、今回の大雨で半分ほどの畑が冠水した。

収穫開始が8月10日と間近に迫っているため、生産者は水が引いたあと、冠水した部分のホップを徹底的に消毒した。

そのかいあって、一部のホップは枯れてしまったものの被害を最小限に食い止め、無事に収穫を迎えられそうだ。

 大雄ホップ農業協同組合・土田章之組合長:
「半分の畑が水に漬かった。最初は被害の懸念があったが、枯れや枝折れは少ないのですごく安心している。収穫量にもそんなに影響しないと思う」

横手市内では約32トンが収穫される見込み。

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