愛媛県松前町で海産珍味などを製造していた業者が、自己破産の申請の準備に入ったことが2日に分かりました。負債は約2000万円と見られています。

自己破産の申請の準備に入ったのは、松前町北川原にある水産食料品製造の「まさきフーズ」です。

帝国データバンク松山支店によりますと、まさきフーズは1996年6月に前身の企業の事業を引き継ぐ形で設立。業績の悪化に伴い2009年に民事再生法の申請を余儀なくされ、4年後に再生手続きを完了しました。

その後にイワシやキス、カワハギなどを原料にした魚せんべいや浜焼き、みりん干しなどいわゆる「海鮮珍味」を製造するなどし、全国のスーパーなどの量販店や土産物店に販売。2020年10月期には約1億5000万円を売上げていました。

しかし同業他社との競争激化が続いて人手不足などから営業状況は厳しいうえ、最近は物価高による原料調達コストが増加し収益が一層ひっ迫。資金繰りに行き詰まって7月26日に事業を停止し自己破産の申請の準備に入りました。負債総額は約2000万円と見られます。

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