創業５１年の老舗ホテル鹿児島サンロイヤルホテルが鹿児島市与次郎の現在の場所から新築移転する方針を明らかにしました。
移転先については、県有地で鹿児島港本港区エリアの住吉町１５番街区を希望していて、今後、県や県議会で議論される見通しです。
鹿児島サンロイヤルホテルは鹿児島市、鹿児島県をはじめ、ＭＢＣ開発などの民間企業が出資した第３セクターで、１９７３年に創業しました。
創業から５０年が過ぎ、耐震工事については４０億円程度かかることから断念。今回、新築移転を決めました。
県有地で本港区エリアの住吉町１５番街区を有償で借りたうえでの新築移転を希望していて、すでに県にも要望書をだしているということです。
新築移転までは現在の建物での営業を通常通り続ける予定です。
本港区エリアを巡っては、県はドルフィンポート跡地に新たな総合体育館の建設を予定していて、住吉町１５番街区には駐車場の設置を予定していましたが、ホテルと広い会議場が隣接する複合型のコンベンション施設も検討されています。
住吉町１５番街区について県は「県議会においても十分議論をいただいた上で新たな利活用も検討したい」としていて、サンロイヤルホテルの提案についても「考えを聞いた上で対応を検討したい」としています。
また、サンロイヤルホテルの新築移転が実現した場合の跡地の利活用については、現段階では白紙ということです。
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