小林製薬の紅麹原料を使ったサプリメントの問題をめぐり、原料の出荷先だった合わせて9社について、厚労省に報告されていなかったことが分かりました。
この問題で小林製薬は、紅麹原料の出荷先だった225社の製品について、健康被害が指摘された「紅麹コレステヘルプ」などと同じ量以上の紅麹を摂取するものなどがないか、厚労省から報告を求められていました。
小林製薬は「該当する製品はない」としていましたが、厚労省の指摘を受けて再調査した結果、これまでに合わせて9社の報告漏れが明らかになりました。
このうち4社の製品では、青カビ由来の「プベルル酸」が検出されたロットの紅麹原料が使われた可能性があるということです。
ただ、4社の製品はすでに自主回収が進められ、健康被害の報告はないということです。
この問題について、大阪市の横山市長は次のように述べました。
【大阪市・横山市長】「調査が後から出てくるっていうのは、本当に残念で遺憾に思います」
報告漏れの理由について、小林製薬は「販売会社が報告すべきもので、当社の報告対象に含める必要はないと判断してしまった」と釈明しています。
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