日本銀行はきのう、今年3月のマイナス金利解除以来となる追加の利上げを決めました。これを受け、民間の銀行も預金の金利を引き上げると発表しました。
日銀は0から0.1%程度としてきた短期金利の誘導目標を、きょうから0.25%程度に引き上げます。
判断の理由として、植田総裁は歴史的な円安の物価への影響を挙げたうえで、景気を冷やすとの懸念に対しては「大きなマイナスの影響を与えることはない」と説明しました。
岸田総理
「政府と日銀は、デフレ型経済から新しい成長型経済への30年ぶりの移行、これを成し遂げることが肝要であるという共通の認識に立って、密接に連携をしてきています」
岸田総理はこのうえで、「1000兆円規模と言われる国民の預貯金の金利増というプラスの効果もある」として、利上げを前向きに評価しました。
日銀の利上げ決定を受け、3メガバンクは現在0.02%の普通預金の金利を0.1%に引き上げると発表しました。▼三井住友銀行は今月6日から、▼三菱UFJ銀行とみずほ銀行は来月2日から金利を引き上げます。
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