私たちの生活に関わる大きな動き。日銀が追加の利上げを決定した。
金利が上がると、「企業が銀行からの借り入れをしづらくなる」「預金の利息が上がることが期待される」などの影響が想定されるが、皆さんはどう受けとめるか?
日本銀行は7月31日、「見通しに沿って物価が上昇する可能性が高まっている」として政策金利を0.25%程度に引き上げることを決定。2024年3月の「マイナス金利解除」に続き今年2回目の利上げだ。
街の人からは「賛成なんですが、住宅ローンの変動金利の変動はちょっと待ってほしいなってところです」「給料が上がるという実感もないし、上がっても追いつかないんじゃないかなと」といった声が聞かれた。
日銀の植田総裁は会見で「経済・物価の見通しが実現すれば、引き続き政策金利を引き上げる」としている。
「利上げ」がもたらす影響のひとつとして「円高」つまり「円の価値が高まる」可能性がある。
7月30日、台湾便がやってきた福島県の福島空港でも期待の声が聞かれた。30日は福島空港と台湾を結ぶ週2回のチャーター便の運行日。これから出発する皆さんに「円高」への期待を聞くと。
「行く機会も多くなりますし、向こうで買い物するのも気を遣わなくて良いですし、夢は膨らみますね」「若者もどんどん海外に行くチャンスが増えるんじゃないかと思っています」と歓迎する声が上がった。
過去5年間の台湾元から日本円へのレート。5年前は1台湾元あたり3.5円だったものが最近では5円近くまでの円安に。世界の投資家などは、一般的に「金利が高い国」で預金や資産運用をしたいと考えるため、「利上げ」は「通貨の価値を高める」つまり「円高」につながる可能性がある。
一方の到着ロビー、「円高」への懸念はないのか?
台湾人女性は「日本に来る方は、日本の文化が好き。円が高い、円が安いは全然関係ない。」と話す。また、台湾人男性は「昔はもっと高いので、高くても、全然大丈夫です」と気にしていない様子だ。
2024年1月から就航している台湾チャーター便は、すでに1万人を超える人が利用していて、「定期便化」に向け、為替の変動によらない安定した利用者の維持が求められている。
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