香川県が保有し、分譲が可能な工業団地が完売しました。国際情勢の変化や円安などを追い風に県は今後も企業誘致が進むとみて新たな工業団地の造成に乗り出します。

大手ゼネコンの子会社で、橋りょうなどを造る「三井住友建設鉄構エンジニアリング」の徳田紳二社長らが7月30日、香川県庁を訪問し、池田豊人知事らに事業内容を説明しました。

この会社は2023年、観音寺市に完成した約12ヘクタールの工業団地の3つの区画で工場を稼働させます。投資の総額は約20億円で、10人から20人の雇用を見込んでいます。香川県はこの工業団地を含めて坂出市などに約630ヘクタールの工業団地を持ちますがこの会社への分譲によって完売となりました。

(香川県 池田豊人知事)
「工場用地が不足しつつあり公共での整備や民間企業にも参画してもらっての団地造成を急いで進めていかないといけない」

県は、人口減少社会であっても発展するために特に、製造業の基盤を作りたいとしています。

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