小林製薬は紅麹原料を供給している別の会社の製品をめぐり、厚生労働省への報告漏れがあったと発表しました。供給先の5社で報告すべき量以上の紅麹原料を使った製品が製造されていたということです。

 小林製薬によりますと、会社は今年3月、紅麹原料を供給する52社とそこからさらに供給された173社の製品について、「報告が必要な量以上の紅麹原料を含む製品はない」と厚労省に報告していました。

 しかし、厚労省からの指摘を受けて改めて調べたところ、5社で該当する製品があったということです。

 このうち2社の製品について、厚労省は、プベルル酸の検出が確認されたロットを使っている可能性があるとしています。いずれも自主回収され、健康被害は報告されていないということです。

 小林製薬は「至らぬ点があり心からお詫び申し上げます」とコメントしています。

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