(ブルームバーグ):米銀JPモルガン・チェースは行内向けに独自の生成人工知能(AI)ツールの提供を開始しており、このツールを情報やソリューション、助言の提供が可能な「調査アナリスト」と見なすよう行内文書で従業員に通達した。ブルームバーグがこの文書を確認した。

JPモルガンは米オープンAIの対話型AI「ChatGPT」に似たこのツールを「LLMスイート」と呼んでおり、資産管理・ウェルスマネジメント部門の「多数」の従業員にアクセス権を付与している。

同文書によると、LLMスイートは文章作成やアイデアの創出、表計算ソフトを使った問題解決、文書の要約などに役立つが、資産管理・ウェルスマネジメントの専門知識を有しておらず汎用(はんよう)ツールだという。

JPモルガンの広報担当者はコメントを控えた。同文書については先に英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じていた。

原題:JPMorgan Gives Employees AI-Powered ‘Research Analyst’ Chatbot(抜粋)

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