小林製薬の「紅麹サプリ」をめぐる問題で、引責辞任した前会長が特別顧問に就任し、月額200万円の報酬が支払われることが分かりました。

■社内規定の顧問報酬の4倍

小林製薬の「紅麹サプリ」をめぐっては、摂取した人の健康被害が相次ぎ、小林一雅会長と小林章浩社長が経営責任を取って、今月23日付で辞任が決定しました。

辞任後、特別顧問に就任した小林一雅会長については、会社側から、契約期間の3年間、月額200万円の報酬が支払われることが分かりました。

小林製薬の社内規定で定められている顧問の月額報酬の4倍にあたります。
(※顧問の月額報酬は50万円)

■社長は半年間の月額報酬の50%を自主返上

小林製薬は、「会社の再建に向けて前会長の知見と経験を生かすことが有用と判断し、報酬を決めた」とコメントしています。

また、取締役に就任することが決定していて、補償対応に専念する小林章浩社長は、ことし1月から6月の月額報酬の50%を自主返上するとしていますが、小林一雅会長については、取締役から退任するため返上しないということです。

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