越前市は23日、県内で初めてとなる一般道路を使った自動運転バスの実証実験を2024年10月から市内で始めると発表しました。
     
自動運転バスの実証実験開始については、山田賢一市長が定例会見で発表しました。全国的にバスやタクシーなど公共交通機関の運転手不足が問題となる中、NTT西日本から越前市に対して自動運転バスの実証実験の提案があり、福井鉄道に呼び掛けて、3者で行うことになりました。
 
実証実験は、2024年10月21日から始める予定で、10人乗りのバスを使用します。最高時速18キロで、ハピラインふくい武生駅から総社大神宮までの約1.2キロの区間を巡回します。
  
越前市で実験するのは「部分運転自動化」と言われる車両で、あらかじめ決められたコースを走り、アクセルとブレーキは自動化されていますが、障害物を避けることができないため、緊急時に車両をコントロールする人員1人が常に乗りこみます。
 
10月22日から26日の期間は、一般の利用も可能になる見通しで、越前市などは、実験の結果を踏まえて将来的には完全な自動運転バスの導入を目指すとしています。     

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