地震で被災した石川県の「のと鉄道」の社員が7月23日に岩手県宮古市などを訪れ、三陸鉄道の社員から震災学習列車の取り組みを学びました。

23日は石川県の「のと鉄道」で客室乗務員を務める社員など4人が岩手県を訪れ、三陸鉄道に乗車しました。

「のと鉄道」では2024年1月に発生した能登半島地震で線路や駅舎に大きな被害を受けましたが、多くの社員が避難生活を続けるなか、4月に全線で運転を再開しました。

「のと鉄道」の社員たちは今後、被災の体験を乗客に伝える列車を運行するのを前に研修で訪れたもので、23日は三陸鉄道でガイドを務める千代川らんさんが「実際に現地で聞いてもらいたいので、乗客には録音しないようお願いしている」といった、普段の留意点や心がけを伝えていました。

そして「のと鉄道」の社員は、一般の乗客と一緒に震災学習列車への乗車も体験しました。

のと鉄道 主任客室乗務員 宮下左文さん
「災害に対する準備も、言葉の中で要ではないかという思いも感じた」

のと鉄道 客室乗務員 坂本藍さん
「生きていればどこかで会えるという千代川さんのガイドがすごく頭に残ったので、その気持ちも能登の方で伝えていけたらなと」

三陸鉄道 旅客営業部 千代川らんさん
「いつも自分がやっている姿を実際に見ていただくことが、一番いいのかなという風に考えて、きょうはガイドに臨んだ」

「のと鉄道」では2024年の秋ごろから「語り部列車」を運行する予定です。

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