世界各地でシステム障害が相次ぎ、日本でも空の便が欠航になるなどの影響が出ています。
システム障害は、「ウィンドウズ」のセキュリティーサービスを提供するアメリカの会社の不具合が原因とみられています。
19日午後10時ごろ、成田空港の出発ロビーでは手続きなどを行う利用客の列ができていました。
格安航空会社のジェットスター・ジャパンでは19日、成田・福岡・中部などの空港で、合わせて28便が欠航し、20日も5便の欠航が決まっています。
原因について、「世界的に影響が出ているソフトウェア問題の影響」としています。
熊本県に行く予定だった利用客は「一刻も早く直してほしい。しょうがないので、ホテル取って、明日帰れるように頑張るしかない」と話していました。
また、東京・羽田空港でもアメリカの航空会社の国際線合わせて9便が欠航するなどしました。
19日午後10時半ごろ、羽田空港のデルタ航空のチェックインカウンターでは、手続きを待つ人で列ができていて、中には家族連れの姿なども見られました。
ハワイへの便を待つ人たちは「夏休みに入ってすぐの旅行なので、もし飛べなかったらショック」「時間通りに飛ぶのか(心配で)、飛んだとしても(ハワイ島への)乗り継ぎが大丈夫かなって」と話していました。
一方、マイクロソフトのソフトウェア「ウィンドウズ」では、パソコンの画面が青くなりエラーメッセージが表示される現象が発生したり、突然シャットダウンするなどのトラブルが相次ぎました。
こうしたトラブルは、セキュリティーサービスを提供するアメリカの「クラウドストライク社」の不具合が原因とみられています。
また、海外では空港での影響が相次いだほか、イギリスなどでニュース専門の放送局「スカイニュース」が一時、映らなくなるなど影響が出ました。
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